ゴルフを始めてみようか迷っているビジネスマンのためのSWOT分析

ゴルフを始めてみようか迷っているビジネスマンのためのSWOT分析

こんにちは

エグゼクティブMBAゴルファー吉川拓哉です。

本日も、経営者を中心とする社会人ゴルファーを対象に、MBAの追体験していただきながらあなたのゴルフに役立つお手伝いをさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

ゴルフをしたいけどきっかけがない

本日のお題は、『ゴルフをする機会を発見しよう』です。あなたは、すでに、ゴルフコースデビューを終えていますか?最近、私の周りでもよく聞くのが、練習場には友達と行ったことがあるけれども、ゴルフコースには行ったことがないという人です。

さらには、ゴルフをしてみたいけど、何をしてよいかわからないという人や練習場にも行ったことがない人もいます。このような話を聞くと、本当にもったいないと感じてしまいます。しかし、ゴルフをしない人にとっては、やる気はあっても、行動に移すのにハードルが高いスポーツなのかもしれません。

今回は、このような方々の為に少しでも背中を押せる提案をMBA的な考え方でお教えしたいと思います。

SWOT分析

ゴルフをしたいけどきっかけが無い方に対してまず、やっていただきたいことは自身の環境分析をしてください。その時に有効なのがSWOT分析です。MBAでは、スウォット分析と呼びます。ここでは自社=あなたに読み替えてください。

SWOT分析では、自社でコントロールできない外部環境と、コントロール可能な内部環境を見ます。外部環境ではマクロ環境や市場について、内部環境では自社の経営資源や強みと弱みなどを明らかにします。その後、自社にとって成功の鍵となる要因を発見します。

SWOT分析とは、内部分析による自社の強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)と、外部分析による市場の機会(Opportunities)・脅威(Threats)を掛け合わせて、総合的に判断するフレームワークになります。

SWOT分析を始めよう

それでは、例を出して行ってみます。この記事を読んでいただいている方に多そうな、きっかけ作りに悩まれているあなたをイメージしてみます。

名前:鈴木信雄(スズキノブオ)さん 

職業:大手サービス業(勤続年数8年) 課長

年齢:32歳  性別:男性  既婚(小学2,4年生のお子さんを持つ)

昔から音楽をやっており、大学時代は仲間を集めてバンドを組んでいた。

スポーツはあまりやったことがないが、チーム活動が好きで、社内では、仲間内とイベントを頻繁に企画したり、会社の部署内で業績貢献したことによる団体表彰もされたことがある。

これらの条件でSWOT分析を行いたいと思います。

●内部分析による鈴木さん

強み(Strengths)

・協調性があり人気者

・行動力がある

・まだまだ身体は動く

弱み(Weaknesses)

・運動系には自身がない

・家族サービスは欠かさずしている

・知人にゴルフが下手だという恥ずかしいところを見せたくない

●外部分析による鈴木さん

機会(Opportunities)

・新たな仲間が増える

・健康維持ができる

・異業種との出会いで視野が広がる

脅威(Threats)

・お金が掛かる

・嫌いな上司に誘われる

 ・好きな音楽をする時間が無くなる

以上が鈴木さんからイメージできるSWOT分析です。

まず、ここで見てほしいのは、「強み☓機会」です。

鈴木さんの場合、ゴルフをすることでたくさんの仲間が増えそうですね。ゴルフをやることの目的を違う視点で考えられそうです。

次に、脅威を見てみましょう。一見、ネガティブな内容ですが、音楽好きなゴルフ仲間とゴルフをする機会を作ればどうでしょうか?嫌いな上司とのゴルフより、そちらを優先してください。そうすると、鈴木さんが納得できる有効なお金の使い方もできるかもしれません。

例えば、有名人だと木村拓哉さんやONE OK ROCKのギターのToru、ドラムのTomoya、ベースのRyotaもゴルフをされているようです。

ゴルフをしていると、音楽専門の有名人と会えるかもしれません。そこから友だちになって、一緒にゴルフもできるなんてこともあるかもしれません。これらは、本当に夢ではない話です。ゴルフにはそのような力があるのを私は知っています。

機会と脅威の2面性

ここまで、鈴木さんという架空の人物でSWOT分析を行いましたが、是非ともあなた自身でも分析を行ってみて機会の発見をしてみてください。

さて、話はビジネスに戻りますが、SWOT分析を行う際に機会と脅威には2面性があることを忘れてはなりません。同じ企業であっても、ある事実をどういう視点で捉えるかによって、脅威ともなるし、機会ともなります。

外部環境における脅威は、何らかの変化です。これを機会にできないだろうかと問う姿勢が大切です。例えば昨今の外部環境によりブライダル産業の売上が伸び悩んでいるという事実があるとします。

そもそも、挙式をしないカップルが増えてきているためなのか、平均単価の低下によるものなのかを見なければなりません。そうすると結婚はしたいけど、式を大々的に上げたくないというカップル向けに新しいブライダル・サービスを提供しなければなりません。

それをいち早く見つけて集中投資できればビジネスチャンスが生まれてくると考えます。

機会の発見

以上の通り、あなたのゴルフの機会やビジネスチャンスも、視点を変えることで、一見、前に進むのが難しそうであっても、事実の捉え方で自らが「創り出そう」という行動に変えることができます。

特にゴルフには、ただスポーツをするだけではなく、たくさんの魅力的な発見があります。あなたにとって身近な環境から機会を見つけ、そこに向けて前へ進むようにしてください。そうすると、いつの間にか、あなたもゴルフが大好きになって、常にゴルフ場にいるゴルファーへ変貌しているかもしれません。

ゴルフもビジネスもよりハッピーな人生に!

エグゼクティブMBAゴルファーの吉川拓哉でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考:グロービス経営大学院『グロービスMBAマネジメント・ブック』,ダイヤモンド社,2018,p.54-55.

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