集客サイトの使い分け

集客サイトの使い分け

インターネットで会員を増やそう!と考えたとき、みなさんはどのような方法を思い浮かべますか?

ホームページを作る?SNSで呼びかける?広告を出そうと思う方もいるでしょう。

様々なツールを複数使い分けて集客することはとても効果的ですが、全て同じ目的・同じ基準で判断するのは要注意

集客ツールにはそれぞれ得意・不得意があるため、使い分けの仕方を理解した上で選定をしていきましょう。

【自社サイト】

メリット1<自由度が高い>

自分だけのサイト作りとなるため、デザイン性はもちろんのこと、ページの枚数や分析ツールの組み込み、SNSとの連携など、全て思い通りに作ることができます。

また、更新頻度も自分のペースで決めることができるので、急なイベント告知や営業時間の変更のお知らせなどにもスムーズに対応することが可能です。

メリット2<ブランドの価値をあげることができる>

最近の飲食店では、自社サイトを持たずに検索サイト(ぐるなびやhotpepperなど)に掲載するだけの店舗がほとんどです。

飲食店では仕入れや仕込み、店舗の徹底した清掃など営業時間外の業務も多く自社サイトを運営するリソースが足りないことが要因となっています。

そんな中であえて自社サイトを作っているのは、運営本部を置いている大手チェーン店や、高級志向の老舗店がほとんどです。

サイトの更新がストップしてしまうと、お店の閉店を疑われてしまうため定期的な更新が必要となるのですが、しっかりと更新をし続けることで見てくれたお客さんも「このスクールはしっかり運営できているから、通っていても安心だな」という印象づけをすることができる=ブランド価値をあげることができるようになるのです。

メリット3<入会に繋げやすい>

自社サイトの最大のメリットがこれ。

当然ながら自社の情報しか載っていないサイトから申込みをしている方は、ブランド価値を理解した上で申込みをしているのですから、来店前から入会の温度感が高いことが多いため、申込み→来店と繋げることができれば入会へのハードルはそこまで高くありません。

一番の目的「会員を増やすこと」が期待できるのは自社サイトからの申込みと考えて間違いありません。

デメリット1<手間がかかる>

メリットの中でも少し説明をしましたが、サイトの運営には定期的な更新が必要となるため、作って終わり!とならないように手間をかける必要があります。

そもそもサイトを作るためにはサイト内の構図をどのように構成するのか、という土台作りからページ内の情報をまとめたり掲載する画像の用意(撮影)などが必要となります。

デメリット2<費用が嵩む>

自社サイトを作るためには専門的なIT知識が必要になることが多く、自分でできない場合は外部に委託することがほとんどなのですが、委託費用については安く見積もっても100万円程度が必要となります。

もちろん、サイトのデータを保存しておくサーバーレンタル費用も毎月発生し続ける上、ウイルス対策の費用等、細々とした費用が発生することをあらかじめ認識しておきましょう。

デメリット3<時間が必要>

一番ネックになるのが実はここです。

自社サイトを作ろうと思うタイミングの多くは「店舗の立ち上げ時」かと思います。

店舗をオープンしたタイミングで、たくさんのお客さんに知ってもらうことを目的に自社サイトを立ち上げようと思うのが当然なのですが、ホームページを作るためには非常に多くの作業が必要となるため1ヶ月やそこらで完成すると思っていてはNGです。

ましてやお店のオープン準備と並行して作業が必要になるため、どんなに急いでも半年は見積もっていたほうが良いでしょう。

また自社サイトを作ったとはいえ、見てもらえなければ意味がありません。

サイトを見てもらうためには検索エンジン(GoogleやYahooなど)で上位に表示させたり、広告を使って表示させる等の対応が必要となります。

・上位に表示させるためにはSEOの知識が

・広告を使うためには費用が

それぞれ必要となりますが、SEOについてはどんなに対策をしてもGoogleの場合は効果を実感できるまで1ヶ月はかかると言われているため、自社サイトの完成も集客効果の実感も長い目で見ることが必要です。

【検索サイト】

メリット1<手間がかからない>

検索サイトに登録をしておくだけで、その後の運用は検索サイトにお任せでOKなので、基本的には手間がかかりません。

もちろん、最初の登録作業についてはサービスの内容によっては「自分で登録が必要」だったり「掲載する情報提供はマスト」だったり…それなりの作業が必要なことが多いのですが、この先ずっとこまめな更新が必要になることを考えると、格段と楽な情報掲載と言えるでしょう。

メリット2<たくさんの人に見てもらえる>

すでにたくさんの店舗が登録されているサイトであれば、登録をした初日から問い合わせや体験の申込みを獲得することも夢ではありません。

特に初めてお店を構える場合であれば、まだお店の名前を知ってもらえていないため、PRするためのハードルがとても高いのですが、検索サイトに登録しておけば他のお店を見ていた人が「似ているお店」として見てくれる…というチャンスが度々発生します。

特にゴルフスクールについては、プロとの相性が肝心で、どんなに世界的に活躍しているプロでも自分自身との相性が悪ければそのスクールに通おうとは思えません。

そのため、検索サイトでサービス内容が似ている店舗を複数見学して、自分により合っているスクールを選ぼうとする方が多いため、オープンしたてのスクールでもチャンスは平等に巡ってくるのです。

デメリット1<自由度が低い>

検索サイトに費用を支払って掲載するとはいえ、そもそもの検索サイト自体は外部のサービスのため全てが理想通りに掲載できるとは限りません。

この画像をもっと大きく表示させたい!とか、SNSと連携させたい!とか、サイトによってできないこともありますので、可能な範囲での掲載に限られてしまうことが多いようです。

また、掲載内容の変更に時間がかかることがほとんどです。

多くのお店が利用しているサイトですから「変更依頼は順次対応」ということが多く「言い忘れてたけど明日から改装作業で1ヶ月お店休むから、今日中に掲載してね」なんて依頼はまず通らないと思ってください。

各社のサービス内容に⚫︎営業日前の依頼が必要、という規約があることが多いため、事前の情報共有が必要となります。

デメリット2<定期的に費用感の見直しが必要>

全ての提供サービスを信用してオプション利用をしてしまうと、月々の利用料が無駄に発生してしまう場合があります。

料金設定をしっかりと見直して、本当に今必要かどうか?見極める必要があります。

月額が安いけど毎月の問い合わせが全くない場合は、掲載しておく必要が本当にあるか?を見直しましょう。

よくある成果報酬型のサイトは、「成果」の基準が本当に的確か?もしっかり理解する必要があります。

問い合わせがあったら費用が発生します、という場合はもしかするとなりすましの空申込である場合があります。

来店したら…入会したら…というサイトも多いですが、その報酬額が的確か?もしっかりと確認しておき

ましょう

【SNS】

メリット1<無料で集客できる>

X(旧twiter)やInstagram、Facebook、LINEにTikTokなど、基本的なSNSは全て無料で使用できます。

それぞれに最低限の規制はあるものの、ゴルフスクールのPRをする分には自由度が高く日常生活の中で気軽に使えるのが最大の魅力です。

メリット2<ターゲットの9割が使っている>

誰もが気軽に使えるのはユーザー目線でも同じです。

日頃から使っているツールだからこそ、いつものように情報収集をして、いつもの作業のまま気になったスクールに申込ができるのはとても手軽なため、集客数のアップにはとても効果的と考えられます。

メリット3<即効性がある>

まさに今現在の情報が発信できるのが最大の魅力です。

Xのポストやinstagramのストーリーは特に即効性が高く「次の枠に空きが出ました」のような緊急募集などにとても有効です。

また今現在の情報をリアルタイムに発信することで、お店の信用度や安心感にもつながります。

メリット4<ユーザーとの距離が縮まる>

これまでお店からのPRは一方的な矢印の関係(お店→ユーザー)がほとんどでしたが、SNSであれば双方の矢印の関係(お店⇔ユーザー)が可能となります。

そのため、会員以外の方と事前のやり取りを通じてスクールの魅力を知っていただくことや疑問を解決した上で来店・入会していただくことができるのは、SNSならではの魅力といって良いでしょう。

デメリット1<SNSツール毎にターゲットが異なる>

SNSはすべてのツールを一括りにして考えてしまいがちですが、実はそれぞれのユーザー層は大きく異なるため、投稿内容やターゲット設定をそれぞれに細かく決めていくことが重要です。

分かりやすいところで言うと、TikTokにシニア世代向けのゴルフエクササイズ動画を載せても関係者以外で見てくれる期待は限りなく0に近いことは理解していただけることと思います。

自社のサービスの特徴を細かく書き出して、得意なSNSツールを見つけて発信する…と言う作業は実はとても骨が折れる作業なのです。

デメリット2<更新頻度の壁が高い>

SNSは基本的には毎日更新が当たり前と考えてください。

X(旧twitter)については、一日5ポストが企業の平均目標になっているような流れもあります。

正直、そんな時間もネタもありません。

うっかり雰囲気で始めてしまうと若者がいかに凄いか…思いしらされる現実だけを知ることになってしまいます…

デメリット3<移り変わりが早い>

SNSツールは世界的に注目されている分野のため類似したアプリが次々に発表されています。

その中で何が流行し、生活に根付くのか判断が難しいため、それにあった利用方法を模索しているうちに廃れてしまう…なんてことも少なくありません。

そのため、どのツールを使うのか?見極めていく力も必要となりますよ。

まとめ

いかがでしたか?

⚫︎自社サイト

⚫︎検索サイト

⚫︎SNS

3つの方法について考えてみましたが、自社に向いている方法はありましたか?

目的や手法をしっかりと理解した上で、自社に今必要なツールを選定することが大切となりますので、それぞれの特徴を改めて見直して今後の集客に役立ててくださいね。